マニャーナの法則自分的メモ①2つの脳について
マニャーナの法則には「衝動の脳」「理性の脳」の2つが紹介されている。
「『理性の脳』は『衝動の脳』をコントロールできるので、システム化して『衝動の脳』の出番を極力少なくし、『理性の脳』の活躍する場を増やしていこうね、そしてそのコントローシステムにはこういう種類のものがあります」というのがざっくりとしたこの本の内容だ。
そのコントローシステムの話に入る前の前段として、今回は「衝動の脳」「理性の脳」について少し触れていく。
衝動の脳、理性の脳
衝動の脳
衝動の脳はその名の通り、本能に従って直感的・本能的に反応する。
何らかの刺激が入ると反射的に一切考えることなく反応するのみである。
厄介なことに、理性の脳より優位に立ちやすい、という特徴がある。
理性の脳
それに対して理性の脳は、計画を立て、実行する脳である。
これには衝動の脳をコントロールする力がある。
きちんと思考し、自分で決断し、それに沿って行動するというプロセスをとる。
この脳を優位に動かすためのコントロールシステムというのが非常に重要になってくるのだ。
要するに、人間はこういうもんなので、システムを使って「理性の脳」を優位に使えるよう上手に操り、目標達成をしていきましょうね、ってことである。
自分をコントロールする=自分を騙す
目標達成するためには自分で立てた計画を実現することが必須。
それには理性の脳を活躍させるのが必要だ。
理性の脳を優位に使うためには、自分自身をうまく騙して衝動の脳の反射的な行動及び感情を抑える必要がある。
コミュ障は衝動の脳が優位になるのかも
自分は根っからのコミュ障である。そして衝動の脳が優位になっていたため、会話でも一度受け止めることができずにそのまま打ち返してしまって的はずれな発言になることがしばしばある。空気が読めないってのはこういう事を言うんだよなきっと。
この2種類の脳があると知ったときは「ああ、やっぱり」と思うくらい衝動の脳が絶賛活躍中だった。通りで妻とも喧嘩になるわけだ。
このような前提を知ってからは少しずつではあるが。衝動的な行動を取る回数が減ってきている。妻との会話の中でも打ち返しが徐々に減ってきていると思う。
衝動の脳があると意識するだけでもかなり違う
まずはこの前提をしっかりと意識し、気を抜いたら衝動の脳が現れることを知っておけば対処しようがあるなと実感しているところだ。
とっさの時は衝動の脳が出てくるのも仕方ないが、徐々に活躍の場を減らしていきたいよね。
敵が見えるのと見えないのでは戦い方も変わるわけなので、しっかりと対処していかないとね。
原著はこちら。完全に2022年のベストバイである。